【シドニー時事】オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州政府は25日、豪最大都市の州都シドニーで新型コロナウイルスの感染が拡大しているとして、中心部を含む一部地域を対象に外出規制を実施すると発表した。
 豪州は厳しい出入国制限や徹底した追跡調査でコロナ封じ込めに成功していた。しかし、シドニーで16日、国際線の乗務員を乗せた運転手が感染したことが判明。感染力が強いデルタ変異株(インド型)が市中に広がり、感染者は65人に達した。
 発表によると、外出規制の対象は中心部のシドニー市など4自治体で、期間は25日深夜~7月2日の1週間。対象の地域に住んでいたり、そこで働いたりしている人は、基本的に在宅が義務付けられる。生活必需品の買い出しや運動、通院など例外は設けられた。
 これにより、100万人以上が影響を受けるとみられる。ベレジクリアン州首相は「数週間にわたって(規制が)続かないようにするための措置だ」と協力を求めた。 
〔写真説明〕24日、シドニーの新型コロナウイルスワクチン接種センターの外で列をつくる人々(AFP時事)
〔写真説明〕オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州のベレジクリアン州首相=5月29日、キャンベラ(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)