【ニューヨーク時事】米南部フロリダ州マイアミ近郊サーフサイドで起きたマンション崩落で、当局は25日、捜索活動を続けた。これまでに少なくとも4人が死亡。当時、マンションに何人いたかは分かっていないが、安否不明者は前日の99人から159人に増え、死者数がさらに多くなる可能性がある。米メディアが伝えた。
 崩落が起きたのは24日午前1時半(日本時間同日午後2時半)ごろ。海沿いに立つ12階建てマンションの136戸のうち少なくとも55戸が巻き込まれ、「文字通りぺしゃんこになった」(バーケット・サーフサイド市長)。監視カメラ映像では、マンションのまず中央部分が崩れ落ち、数秒後に東側部分が崩壊。西側部分を残して建物が切り裂かれたように中がむき出しになった。
 住民は火災警報やがれきが落ちる音、揺れで目を覚ました。地元紙マイアミ・ヘラルドによると、6階に住むアルフレド・ロペスさん(61)も雷が落ちるような音で目覚め、「ひどい雷雨かと思った」と振り返った。2度目の大きな音の後に部屋全体が揺れた。地震か、隣のホテルで爆発でも起きたのか。窓の外は砂ぼこりで不明瞭。しばらくして玄関を開けると、あるはずの廊下が姿を消し、土ぼこりと空と暗いビーチが目の前に広がっていた。妻のマリアンさんは「建物の向こう側が完全になくなっていた」と語った。
 その2階上に住む別の男性は玄関を出ると、廊下の反対側にある部屋の玄関のフレームだけが残っていたという。 
〔写真説明〕24日、フロリダ州マイアミ近郊サーフサイドのマンション崩落現場のがれき(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)