菅義偉首相は28日、羽田空港を訪れ、新型コロナウイルスのワクチン職域接種や検疫検査の状況を視察した。東京都で感染者が再び増加していることを受け、記者団に「高い警戒感を持って感染対策に当たっていく。必要であれば機動的な対応もしていきたい」と述べ、対策強化の可能性に言及した。
 東京都は緊急事態宣言の解除により、飲食店での酒類提供を条件付きで認めている。首相は解除を決めた17日の記者会見で、医療逼迫(ひっぱく)の兆しが見られれば「酒類提供の一律停止」などの対策強化を講じる方針を示した。感染状況も見極め、都と連携して対応する方針。
 首相は視察後に取材に応じ「国民の命と暮らし、健康を守れるように陣頭指揮に当たっていきたい」と強調。職域接種の申請受け付けを休止したことに関し「予想をはるかに超える申し込みがあった。実態を精査した上で、できる限り多くの皆さんに接種できるようにしていきたい」と語った。 

(ニュース提供元:時事通信社)