【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは30日、北朝鮮で29日開催された朝鮮労働党政治局拡大会議で、党最高首脳部の政治局常務委員のうち核開発を主導した李炳哲書記が解任された可能性があると報じた。朝鮮中央通信は拡大会議で政治局常務委員を含む党幹部人事が行われたと伝えたが、具体的な内容には触れていない。
 聯合によれば、朝鮮中央テレビの映像で人事採決の際に李氏と朴正天軍総参謀長が挙手しておらず、解任が推定されるという。李氏は核・ミサイル開発を統括し、2020年8月に政治局常務委員に昇格するなど急速に台頭した人物。解任が事実なら、今後の核開発など軍事動向にも影響を及ぼす可能性がある。
 金正恩総書記は拡大会議で新型コロナウイルスの防疫対策と関連し、「責任幹部の怠慢により、国家と人民の安全に大きな危機を生む重大事件を発生させた」と叱責しており、李氏らは防疫対策に関連し責任を問われた可能性がある。幹部団席に座っていた教育・科学技術担当の崔相建書記も人事採決の際には姿がなく、解任されたとみられる。 

(ニュース提供元:時事通信社)