太平洋側に延びる活発な梅雨前線の影響で、3日未明から朝にかけて東海や関東、近畿で大雨になる所があり、気象庁は土砂災害に厳重に警戒するよう呼び掛けた。神奈川県平塚市は、市内の河川で洪水による浸水被害が発生している可能性があるとして、5段階の警戒レベルで最も高いレベル5の「緊急安全確保」を発表した。
 内閣府によると、災害対策基本法の改正で設けられた緊急安全確保が出されたのは全国初。千葉市や横浜市、静岡市の一部などでは避難指示が発令された。
 JRは東海道新幹線が一時運転を見合わせ、遅れが生じたほか、東海道線や御殿場などの一部区間で運転を見合わせた。高速道路は神奈川県から静岡県にかけての東名高速や静岡県内の新東名高速などが通行止めになった。
 京都市では3日午前2時40分までの3時間雨量が122.0ミリを観測。静岡県御殿場市では午前9時までの12時間雨量が307.5ミリ、神奈川県箱根町では午前11時20分までの72時間(3日間)雨量が798.0ミリに上り、いずれも7月の最多記録を更新した。
 梅雨前線は4日にかけて日本海に北上し、前線上に発生する低気圧が東北東へ進む見込み。4日から5日は、北陸から九州北部の日本海側で大雨に警戒が必要となる。
 4日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、東海150ミリ、関東甲信120ミリ、近畿と九州北部100ミリ。その後、5日午前6時までの同雨量は、九州北部100~200ミリ、北陸と東海100~150ミリ、関東甲信と近畿50~100ミリ。 
〔写真説明〕大雨で水位が増した金目川=3日午前8時30分(神奈川県の監視カメラ画像より)

(ニュース提供元:時事通信社)