静岡県熱海市で起きた土石流について、日本地すべり学会元会長で日本森林技術協会の落合博貴・技術指導役は3日、取材に応じ、「熱海周辺は火山性噴出物が積もっており、土中に多量の水分を含みやすかった」との見方を示した。
 土石流は大雨によって起きた山崩れなどにより、土砂が雨水と共に一気に流れ下る現象。流速は時速20~40キロに達することもあるとされる。
 落合氏によると、火山の噴火で形成された岩石などは隙間が多く、雨が降ると水分を多量に含みやすい。現場も箱根山の噴火による噴出物が堆積していた可能性があり、「こうした噴出物が崩れると、水を多く含んでいるため土石流になりやすい」と分析した。 
〔写真説明〕大規模な土石流が発生した伊豆山地区=3日午後、静岡県熱海市

(ニュース提供元:時事通信社)