静岡県熱海市の伊豆山地区で起きた土石流で、新たに高齢女性1人の死亡が確認された。5日までの死者は3人になった。市の調査で被害地域が約12万平方メートルに上ることが判明。建物約130棟が被害を受けており、県警や消防などは5日も朝から行方不明者の捜索を続けた。
 死亡が確認された高齢女性は、これまでの捜索で建物内などから救出された男女23人のうちの1人。4日に倒壊家屋で見つかり、搬送時は意識があったという。
 市によると、土石流の被害を受けた地域は、逢初川沿いの全長約1キロ。幅約120メートルにわたり住宅などが押し流された。
 この地域には住民基本台帳上、215人の住民がいるとされ、5日午前までに半数超の無事が判明した。市は町内会などを通じて、残る80人の安否確認を進めている。
 この日の捜索は午前6時ごろ開始。自衛隊などが約1000人態勢で不明者の確認を急いだ。
 3日に発生した土石流で自宅が被害を受けるなどし、避難した住民は5日午前7時時点で約560人。いずれも市が避難先として用意したホテル2カ所に身を寄せている。 
〔写真説明〕土石流発生から3日目の朝を迎えた伊豆山地区の現場=5日午前、静岡県熱海市
〔写真説明〕土石流発生から3日目の朝を迎えた伊豆山地区=5日午前、静岡県熱海市
〔写真説明〕大規模な土石流が発生した伊豆山地区で捜索を行う警察官ら=5日午前、静岡県熱海市

(ニュース提供元:時事通信社)