山陰沖から近畿、東海に延びる梅雨前線の影響で、8日未明から朝にかけて中国地方を中心に激しい雨が降った。7日に大雨になった鳥取市や松江市などに加え、広島市などで避難指示が発令された。気象庁は大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
 JR山陽新幹線は新大阪―博多間で運転を見合わせ、山陽線や山陰線など在来線も一部区間で運転を見合わせた。山陽自動車道や尾道道、松江道などで通行止めが生じた。
 広島市中区では、8日午前8時までの12時間雨量が192.5ミリに上り、最多記録を更新。広島県三原市では同雨量が161.5ミリを観測した。同市は、天井川の堤防の一部が切れたとして、市内3478世帯に最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」を発表した。
 8日は山陰沖の梅雨前線上に低気圧が発生し、9日にかけて北陸沖へ進む見込み。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大雨になる所がある。
 9日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部150ミリ、中国120ミリ、東海と近畿100ミリ、北陸70ミリ。その後、10日午前6時までの同雨量は、九州北部100~150ミリ、東北と北陸、中国50~100ミリ。 
〔写真説明〕大雨で冠水した国道2号=8日午前、広島県海田町
〔写真説明〕大雨で冠水した広島県海田町の道路=8日午前

(ニュース提供元:時事通信社)