政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長は8日の記者会見で、東京都に緊急事態宣言発令が必要と判断した理由について、40~50代の急速な重症化への懸念があると説明した。「7月、8月がコロナ対策の取り組みの中で最も重要なヤマ場の一つだ」とも指摘した。
 尾身氏は40~50代について「かなりのスピードで入院患者数、重症者数が増えている。このまま放っておくと感染がさらに拡大して医療が逼迫(ひっぱく)する蓋然(がいぜん)性がかなり高い」と危機感を表明。「恐らく(インド由来の)デルタ株の影響だと思う」との見方を示した。
 一方で尾身氏は「高齢者の重症化は比較的、ワクチンのおかげで少し抑えられている」と語った。 

(ニュース提供元:時事通信社)