静岡県熱海市の土石流災害で、県は13日、崩落した盛り土の高さが35~50メートルだったとみられると明らかにした。崩落原因として、盛り土の内部を水が通り、地盤が緩んで崩壊する「パイピング現象」が考えられるという。県は今後、専門家委員会を設置して原因を究明する。盛り土の造成に関する条例の改正も検討する。
 難波喬司副知事は「大雨と不適切な工法の二つが重なり、大惨事が発生してしまった」と述べた。
 市によると、現場で同日、新たに身元不明の1人が発見され、死亡が確認された。これで犠牲者は11人となった。残る行方不明者は17人で、県警や消防、自衛隊などが1600人態勢で捜索を続けている。
 市は現在、被災者ら約520人が避難する市内のホテルについて、17日以降も滞在できるよう交渉中。県は被災者向けに公営住宅など113戸を確保した。 

(ニュース提供元:時事通信社)