【ロンドン時事】英イングランドで19日、新型コロナウイルス対策の法的規制がほぼ全面的に解除された。昨年3月に全土ロックダウン(都市封鎖)に突入して以降、長期にわたり厳しい規制下に置かれてきた国民にとって「自由の日」(英メディア)。ただ、国内では変異株の猛威で感染が急拡大し、ジョンソン首相も濃厚接触を理由に自主隔離に入った。解除が「感染爆発」を招くとの懸念は根強い。
 今年3月から徐々に進められた規制緩和策の最終段階。当初6月の予定だったが、インド由来のデルタ株流行を受けて1カ月先送りされた。19日から、閉鎖が続いていたナイトクラブの営業が可能になるほか、屋内交流の人数制限や社会的距離に関する規制も撤廃。マスク着用も人混みの中では奨励されるが、原則義務ではなくなる。
 ワクチンの普及が進展する英国では既に成人の7割近くが2回接種を済ませた。最近の死者は1日数十人と冬時点より大幅に少なく、ジョンソン氏は「ワクチンが感染と重症化の関連性を弱めた」と主張。規制をなくしても医療が圧迫される事態は起きないと踏んで「ウイルスとの共生」を目指す道を選んだ。 
〔写真説明〕記者会見するジョンソン英首相=12日、ロンドン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)