【ブリュッセル時事】ドイツなどと共に大規模な洪水に見舞われたベルギーでは20日、国全体で喪に服し、正午すぎに各地で黙とうがささげられた。フィリップ国王夫妻とデクロー首相は、特に被害の大きかった東部ベルビエでの式典に参列。被災者らと言葉を交わした。
 国内では19日時点で31人の死亡が確認されたほか、まだ約70人が安否不明で捜索が続いている。ベルギーで服喪の日が設けられるのは、32人が犠牲となった2016年のブリュッセル同時テロ以来。
 「わが国がこれまでに経験した最も壊滅的な洪水」(デクロー氏)とされる被害を受け、政府は災害救助や防災体制の見直しを進める方針を示している。
 一方、隣国ドイツでの洪水の死者は20日午前時点で165人となった。メルケル首相は同日、被災地の西部バート・ミュンスターアイフェルを視察し、被災者や救助隊と面会。被災地訪問は18日に続き2カ所目で、金銭的支援が「迅速に行き渡るよう全力を尽くす」と強調した。 
〔写真説明〕20日、ベルギーのベルビエで、大規模洪水の犠牲者を哀悼する式典後に地元民と話すフィリップ国王夫妻(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)