【ロンドン時事】新型コロナウイルスの感染が再拡大している英国で、感染あるいは濃厚接触により自主隔離する人が急増し、スーパーの物資が不足するなど社会に大きな影響が出ている。22日付の英主要各紙が報じた。英イングランドは19日にほぼ全ての法的規制を解除したが、感染者数は冬のロックダウン(都市封鎖)中と同水準に達している。
 各地のスーパーでは、多数の従業員が新型コロナの接触者追跡アプリで10日間の隔離を指示され、人手不足が深刻化。大手スーパー「アイスランド」は、全従業員の4%近くに当たる約1000人が新型コロナ絡みで欠勤し、一部店舗は閉店を余儀なくされた。イングランド北部の店舗で最も影響が大きいという。輸送や製造現場でも人員が不足しがちとされ、各紙は一面で空になったスーパーの棚の写真を掲載した。
 政府は8月半ばまで現行の隔離制度を維持し、その後は2回のワクチン接種を済ませた人の隔離免除を認める計画。ただ産業界からは、「各店の負担がますます増している」(英小売協会代表)として計画前倒しへ要求が強まっている。 

(ニュース提供元:時事通信社)