【ソウル時事】韓国政府は首都圏での新型コロナウイルスの防疫態勢強化に続き、27日から首都圏以外の防疫措置を格上げした。ソウル市や京畿道などを中心に広がった感染が、首都圏以外に拡大する様相を見せていることを受けた措置。本格的な夏季休暇シーズンを迎え、人の国内移動が急増することを見越し、「先制的な措置」として全国で警戒態勢を強めている。
 首都圏では既に、今月12日から防疫態勢として最も厳しい「4段階」に突入し、午後6時以降の私的な集まりを2人に制限するなどの措置が取られている。それでも感染拡大は食い止められておらず、3週連続で新たな感染者が毎日1000人を超えた。新規感染者の約半数が感染力の強いデルタ株で、首都圏以外でも急増する勢いだ。
 文在寅大統領は25日の対策会議で「感染が拡散するか抑制されるか、重大な岐路に立っている」と危機感を強調し、非首都圏の防疫態勢を「3段階」に格上げする方針を発表。27日から来月8日まで原則的に飲食店などの営業時間を午後10時までに制限し、私的な集まりも4人に限定する。スポーツ競技や結婚式などの行事でも、観衆や参加者を制限する。 

(ニュース提供元:時事通信社)