【香港時事】香港高等法院(高裁)は27日、国家安全維持法(国安法)の国家分裂扇動罪とテロ活動罪に問われた唐英傑被告に、同法違反による初の有罪判決を下した。唐被告は昨年7月1日、「光復香港、時代革命(香港を取り戻せ、革命の時だ)」とのスローガンが書かれた旗を掲げ、デモ警戒中の警察官の列にバイクで突っ込み負傷させた。
 香港メディアによると、量刑は後日言い渡される。最高刑は無期懲役。昨年6月末の国安法施行後、香港では同法違反容疑で100人以上が逮捕されており、唐被告の裁判は今後の司法判断を占うものになるとみられている。
 今回の裁判では、「光復香港、時代革命」の意味の解釈が争点となった。2019年に頻発した反政府デモで多く叫ばれたスローガンだが、裁判官は27日、この言葉が書かれた旗に「中華人民共和国からの香港分離を扇動する」意図があったと判断。国家分裂扇動罪が成立する根拠とした。裁判では、香港で一般的な陪審員の参加が認められなかった。 
〔写真説明〕香港国家安全維持法に違反したとして訴追され、裁判所に出向く唐英傑被告=2020年7月、香港(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)