厚生労働省専門家組織メンバーの舘田一博・東邦大教授(感染症学)は28日、日本記者クラブで講演し、東京都で感染が急拡大する新型コロナウイルスについて「(感染者数は)しばらく下がらず、さらに増える。医療逼迫(ひっぱく)が確実に進む」と危機感を示した。発令から2週間が過ぎた緊急事態宣言に関しては「効果は限定的だ」と述べ、さらに強い対策が必要との認識を明らかにした。
 舘田氏は、埼玉、千葉、神奈川の3県が緊急事態宣言発令を政府に要請する方向であることについて、大阪府などの感染状況も念頭に「第5波は全国的な広がりが出ている」と分析。「早め早めに強い対策を取る必要がある」と述べ、首都圏一体での対策の必要性を指摘した。 

(ニュース提供元:時事通信社)