【バンコク時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)が8月2日にテレビ会議形式で開く外相会議の共同声明案が29日、明らかになった。南シナ海の紛争防止に向け、中国とASEANが策定中の「行動規範」について、「序文は暫定合意に達した」と記し、交渉の進展を強調している。
 行動規範をめぐっては、新型コロナウイルスの感染拡大で交渉が遅れ、中国が目標として掲げた今年中の妥結は困難との見方も広がる。声明案は「交渉再開を歓迎」「実質的な交渉の進展に勇気づけられた」と評価し、早期妥結に意欲を示した。
 南シナ海に関しては一方で、「地域の平和と安定を損ないかねない土地の埋め立てや深刻な出来事に対し、一部閣僚が懸念を表明」と明記。「懸念」の表現を引き続き盛り込み、名指しは避けながらも海洋進出を強める中国をけん制している。 

(ニュース提供元:時事通信社)