【ワシントン時事】バイデン米大統領は10日、アフガニスタンで反政府勢力タリバンが攻勢を強める中でも、今月末に期限が迫った駐留米軍撤収を見直す考えはないと明言した。米国が引き続き事態解決に関与するとしつつ、撤収の決定自体は「後悔していない」と語った。
 バイデン氏は、アフガン軍事作戦で「20年間に1兆ドル(約110兆円)以上を費やし、多数の米国人が死傷した」と指摘。「彼ら(アフガン政府)は自分たちのため、自分たちの国のために戦わねばならない。(兵員の)数ではタリバンに勝っている」と述べ、米軍撤収後はアフガン政府軍が治安維持に全面的な責任を負うべきだと主張した。
 アフガンからの報道によると、タリバンは11日、北東部バダフシャン州の州都ファイザバードを制圧したと宣言した。タリバンは10日、北東部バグラン州の州都プリフムリや西部ファラー州の州都ファラーも押さえており、制圧した州都は計9カ所となった。 
〔写真説明〕アフガニスタンの反政府勢力タリバンの兵士ら=9日、北部クンドゥズ州(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)