【ニューデリー時事】米同時テロから20年を前に駐留米軍の撤収完了を目前に控えたアフガニスタンで、反政府勢力タリバンが12日、西部の最大都市、ヘラート州の州都ヘラートを制圧した。イランとの交易の拠点となっている人口第3位の都市をタリバンに奪われ、政府側はさらに大きな打撃を受けた。
 タリバンは声明で「大きく、戦略的な州を制圧した」と強調。ヘラートの州議会議員と地元ジャーナリストも時事通信の取材に対し、ヘラートが陥落したと認めた。タリバンはさらに、西部のバドギス州の州都カライナウを占拠したと宣言。タリバンが押さえた州都は、34都市中12カ所となった。
 米英両国は12日、在アフガン大使館員の退避を支援するため、首都カブールにそれぞれ軍を増派すると発表した。タリバンはこの日、カブールの南方約130キロの都市ガズニを攻略しており、首都侵攻を警戒したものとみられる。 

(ニュース提供元:時事通信社)