西・東日本で15日も続いた記録的な大雨では、浸水した店舗の休業や物流・交通の混乱など経済活動にも幅広い影響が出た。主要企業の工場で大きな被害は報告されていないが、夏季休暇中で稼働を停止している施設も多く、詳しい状況の把握に週明けまでかかる例もある。
 佐賀県武雄市では、ディスカウントストア「ザ・ビッグ武雄店」が浸水により終日休業。コンビニエンスストアは浸水や避難指示のため、「ファミリーマート」は午前9時時点で九州や広島県などの19店舗が、「ローソン」は同10時時点で佐賀や長野県の10数店舗が休業している。一部で商品の到着に遅れが出ているものの、改善に向かっているという。
 JR東海は14日、岐阜県多治見市の中央線古虎渓駅の構内で土砂の流入を確認。運転停止中のため人や列車の被害はなかった。同駅を含む中央線一部区間が15日も終日運転を見合わせたほか、他のJR各社でも運行の遅れや停止が発生。日本郵便や佐川急便などによると、中国・九州地方、長野県での運送に支障が出た。携帯電話も広島、福岡各県などで一時つながりにくい状態となった。
 影響は金融機関にも広がった。佐賀銀行は大規模な浸水被害が生じた武雄市などの一部出張所で現金自動預払機(ATM)を当面休業。広島信用金庫は長束支店のATMを休業し、九州ひぜん信用金庫は16日以降も大町支店と北方支店で通常営業を休止する。 

(ニュース提供元:時事通信社)