西・東日本の太平洋沿岸に延びる前線の影響で、16日午前は九州で激しい雨が降った。前線は17日にかけて日本海側に北上し、前線上の低気圧が九州付近から北陸沖へ進む見込み。気象庁は九州を中心に広い範囲で再び大雨になる所があるとして、土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。落雷や突風にも注意が必要。
 九州北部の福岡、佐賀、長崎の3県や広島県の一部に14日出された大雨特別警報は、15日午前6時10分に警報に切り替えられた。気象庁の黒良龍太予報課長はその際の記者会見で、「これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険が高まっている」と話した上で、「再び大雨になる恐れがあり、油断せずに身の安全を確保してほしい」と呼び掛けた。前線は20日ごろまで日本付近に停滞すると予想される。
 熊本県天草市(本渡)では16日午前9時50分までの6時間雨量が85.0ミリ、長崎市(脇岬)では午前10時までの同雨量が70.0ミリを観測した。
 17日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、九州北部250ミリ、九州南部200ミリ、四国120ミリ。その後、18日午前6時までの同雨量は、九州北部と東海200~300ミリ、九州南部と四国、中国、近畿、関東甲信100~200ミリ、北陸100~150ミリ、東北50~100ミリ。 
〔写真説明〕気象庁が入るビル(東京都港区)

(ニュース提供元:時事通信社)