【ワシントン時事】バイデン米大統領は24日、ホワイトハウスで国民向けに演説し、8月末までにアフガニスタンからの退避作戦を完了させ、当初の予定通り駐留米軍を撤収するとの見通しを示した。イスラム主義組織タリバンは、米軍が撤収期限を延長すれば「結果を伴う」と警告しており、タリバンによる攻撃再開や過激派組織「イスラム国」(IS)によるテロを懸念したとみられる。
 バイデン氏はカブールからの退避任務について、「現在のペースなら8月31日までに終わる」と表明。ただ、予定通り完了するかどうかは「タリバンの協力次第だ」と付け加え、空港周辺で退避希望者の足止めなど妨害をしないようくぎを刺した。
 撤収が完了しない場合に備え、非常事態への対応策を検討するよう国務、国防両省に命じた。
 バイデン政権は米国民の退避を支援するため、アフガン駐留軍を6000人規模に拡大した。月末までの7日間で兵士とその装備品を撤収するため、一部の部隊は既に移動を開始。米軍撤収は今後数日間で本格化するとみられる。 

(ニュース提供元:時事通信社)