【ワシントン時事】バイデン米大統領は26日、ホワイトハウスで国民向けに演説し、アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で起きた爆発について、過激派組織「イスラム国」(IS)によるテロ攻撃だと述べ、非難した。その上で、IS指導部などへの攻撃計画をまとめるよう軍幹部に指示したことを明らかにした。
 演説の途中、攻撃の犠牲になった米兵らを「英雄」とたたえた際には涙をこらえる様子を見せ、哀悼の意を表して約20秒間黙とうした。
 また、アフガンの実権を握ったイスラム主義組織タリバンとISが結託している証拠はないと主張。米国人やアフガン人の退避活動の安全確保でタリバンの協力を得ていることを正当化した。
 バイデン氏は「テロリストに(行動を)阻止されることはない」と強調。月末を期限とする米国人らの退避と米軍撤収は継続する意向を示した。退避活動に当たって「米軍部隊増派が必要なら許可する」と述べた。
 サキ大統領報道官も記者会見で、月末の撤収期限に「変更はない」と指摘する一方、希望する全てのアフガン人を国外退避させることは不可能だと述べた。 

(ニュース提供元:時事通信社)