【ニューヨーク時事】米南部ルイジアナ州に29日上陸したハリケーン「アイダ」の被害が広がっている。洪水や強風などにより、30日夕時点で、同州と隣接するミシシッピ州の計約112万世帯で停電が続いており、被害が大きい地域では復旧に数週間かかるという。家屋倒壊なども相次いでいる。米国のメキシコ湾岸地域では、石油関連施設の大半が操業を停止しており、エネルギー供給への懸念が強まっている。
 米メディアなどによると、ハリケーン接近で運転を停止していたルイジアナ州のウオーターフォード原発では、外部電源を喪失し、非常用ディーゼル発電機で原子炉を冷却している。安定した状態を維持しており、米当局は、緊急度が最も低い「異常事態」を宣言した。
 メキシコ湾岸地域は、石油や天然ガスなどのエネルギー関連施設が集積しており、米原油生産の15%を占める。米メディアによると、大半の施設が、従業員の安全確保のため操業を一時停止している。再開のめどは立っていない。週明け30日の米原油先物WTIの価格は一時、前週末比約1%上昇した。 

(ニュース提供元:時事通信社)