みずほ銀行でまた、現金自動預払機(ATM)などが一時利用できなくなるトラブルが発生した。同行でシステム障害が表面化したのは今年だけで7回目。しかも今回は、8月下旬に起きた障害の原因を解明する途上で障害を繰り返したことになる。止まらない失態に、同行に対する利用者の不安は一段と高まりそうだ。
 みずほ銀では、2月末から2週間足らずで4件の障害が発生。6月には再発防止策を発表し、みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長は「二度とこうした事態を起こさない決意」を強調したが、8月下旬に再び2件の障害を引き起こした。
 特に8月20日に全店舗窓口で取引が一時停止した障害では、ハード機器の故障に加え、バックアップ機能が働かなかったことで影響が拡大。同行関係者は「原因は複合的」と指摘しており、現在も原因解明の作業が続いている。
 今回の障害は約1時間で復旧。ATM27台で現金が取り込まれる事案が発生したが、その場で対応し限定的な影響にとどめるなど、一連の障害の反省から顧客対応では一定の改善もみられた。
 しかし、入出金や振り込みなど日常生活を支える重要なインフラで障害が頻発するのは異常な事態。度重なる障害に顧客からは、「みずほを使うのは不安」(50代女性)との声が上がっていた。早期に原因を特定し、安定性を確保できなければ、深刻な顧客離れが進みかねない状況だ。 

(ニュース提供元:時事通信社)