【ロンドン時事】英情報局保安部(MI5)のマカラム長官は10日、アフガニスタン情勢に関し、イスラム主義組織タリバンの復権が各地の過激主義者やテロリストを「鼓舞する」として、テロ警戒を呼び掛けた。
 マカラム氏は、11日の米同時テロ20年を前にBBC放送のラジオ番組に出演。この中で「アフガンで最近起きたことは疑いなく、過激主義者たちを鼓舞し、力づけるだろう」と指摘。アフガンが再びテロの温床になる危険性は十分あるとした上で、英国が直面するテロの脅威は「現実のものであり、継続している」と警告した。
 英国では2017年5月、中部マンチェスターのコンサート会場で自爆テロが起き、22人が死亡。同年6月にもロンドン市内で自動車暴走などのテロがあり、8人が犠牲となった。
 マカラム氏によると、同年以降4年間で治安当局は31件の国内での「後期段階のテロ計画」を阻止。大半はイスラム過激派によるものだが、極右団体のテロ計画も増えているという。 

(ニュース提供元:時事通信社)