【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は10日、米軍が先月29日にアフガニスタンの首都カブールで行った無人機攻撃について、監視カメラの映像や関係者らのインタビューに基づき、民間人を誤爆した疑いがあると報じた。この空爆では一家10人が死亡したとされる。米軍は過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力による爆弾テロを阻止するための「自衛措置」と説明していた。
 報道によると、空爆の標的となった自動車は米国に拠点を置く援助団体で働いていたゼマリ・アフマディ氏(43)が運転していた。同氏は空爆の当日、車で同僚を迎えに行くなどした後に出勤。自宅に持ち帰るため、ポリタンク数個に水を入れてトランクに積み込んだ。
 同日夕、自宅に帰って中庭に車を乗り入れたところ、ミサイルが直撃。アフマディ氏を出迎えた子供ら数人も爆発に巻き込まれた。同氏は難民として米国への移住を申請しており、ISとつながりはなかったと同僚らは口をそろえた。 

(ニュース提供元:時事通信社)