東京都世田谷区を走行中の小田急線の車内で8月、乗客10人が刃物で切り付けられ重軽傷を負った事件を受け、警視庁新宿署は17日、小田急電鉄と共同で、刃物を持った男が駅構内で暴れるケースを想定した訓練を実施した。
 訓練は電車内で刃物を持った男が暴れ出し、新宿駅に到着後、ホームを逃げ惑う乗客を無差別に狙うと想定。署員15人が乗客に扮(ふん)し、同駅西口改札へと走って避難する中、駆け付けた警察官ら9人が、大声を上げながら乗客を追い掛けて来た刃物男をさすまたや盾などで取り押さえた。
 同社は訓練について「事件後、安心して乗車できる対策を講じてもらいたいとの声が乗客から寄せられた」と説明。同署の井ノ口徹署長は「引き続き鉄道事業者と連携し、警戒を強化して不法事案防止に努める」とコメントした。 
〔写真説明〕刃物を持った犯人役を相手に、さすまたや盾を使って訓練する警察官ら=17日午前、東京都新宿区

(ニュース提供元:時事通信社)