【ワシントン時事】米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は28日、上院軍事委員会の公聴会で、アフガニスタンを拠点とするアルカイダなどの国際テロ組織が1~3年程度で復活する可能性について「非常に現実的だ」と警告した。アフガンの全権を掌握したイスラム主義組織タリバンが米国との合意に反し、アルカイダと関係を維持しているとも指摘した。
 ミリー氏は「タリバンはこれまでも、これからもテロ組織であり、アルカイダとの関係を断っていない」と明言。アフガン駐留米軍が撤収したことで「(対テロ作戦の実行が)不可能ではないが、非常に困難になった」と述べた。
 一方、公聴会に同席したオースティン国防長官は、アフガン政府軍がタリバンの攻勢を前に崩壊したことについて「われわれ全員が衝撃を受けた」と明らかにした。市民らが空港に殺到し、混乱を極めた退避作戦に関しては「米史上最大の空輸作戦をわずか17日間で実行した」と主張。完璧ではなかったが最善を尽くしたとの認識を示した。 
〔写真説明〕28日、ワシントンで開かれた上院軍事委員会の公聴会で証言するミリー米統合参謀本部議長(AFP時事)
〔写真説明〕28日、ワシントンで開かれた上院軍事委員会の公聴会で証言するオースティン米国防長官(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)