【ワシントン時事】世界銀行は21日公表した商品市場見通しで、原油などの価格動向を示す「エネルギー価格指数」が2021年に前年比83%の大幅上昇となると予想した。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた経済の回復に伴い、需要が堅調な一方、生産は緩やかな伸びにとどまり、22年も価格は高止まりする見込み。
 21年は、天然ガスや石炭の価格が7~9月期に過去最高水準に達したことなどで、押し上げられる。景気回復に伴い、これら発電用の化石燃料への需要が急増した。一部諸国における異常な高温も、冷房向けの電力使用を増やした。
 また原油価格も21年平均で、前年比70%上昇の1バレル=70ドルとなる見通し。22年も74ドルと、一段高が予測された。石油需要の回復は続き、22年下半期までに新型コロナ流行前の水準に戻るとみられる。
 ただ、原油価格は23年に65ドルに落ち着くと予想。需要増に応じる形で、米国のシェールオイル生産が増えるほか、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が減産を撤回するとみられる。 

(ニュース提供元:時事通信社)