【シンガポール時事】シンガポール政府は23日、新型コロナウイルス対策を強化し、ワクチン接種を受けていない従業員の出社を来年1月1日から禁止すると発表した。未接種者は商業施設入場や飲食店での食事も既に禁じられており、社会活動が一層困難になる。
 未接種者を締め出す一連の政策をめぐり、市民からは「接種強要だ」と反発する声もあるが、政府は「未接種者や医療システムを守るため」と主張している。未接種者が出勤するには認定施設で検査を受け、陰性証明を得なければならない。
 8月以降、外食などの行動制限を一部緩和したところ、デルタ株による感染急増に見舞われ、人口545万人の小国で今月19日の新規感染は3994人と過去最多を記録。接種率が「世界最高水準」と自負する84%に達している効果で重症化率は低いものの、感染急増で重症者も増え、20日発表の死者は18人と最多となった。 

(ニュース提供元:時事通信社)