2022/01/26
防災・危機管理ニュース
衆院予算委員会は26日午前、岸田文雄首相と全閣僚が出席し、2022年度予算案に関する3日目の基本的質疑を行った。首相は年内に予定する国家安全保障戦略や防衛計画の大綱などの改定に関し、厳しさを増す安保環境に触れた上で「防衛力を抜本的に強化していかないといけない。国民の命や暮らしを守るための力は外交(交渉)における一つの大きな柱だ」と述べた。
自民党の中谷真一氏への答弁。焦点の敵基地攻撃能力保有については、「ミサイル迎撃能力の向上だけでなく、敵基地攻撃能力を含めあらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討していきたい」と改めて表明した。
岸信夫防衛相は防衛費について「国内総生産(GDP)比1%以内に抑えるという考え方は取っていない」と、従来の政府方針を説明した。
緊迫するウクライナ情勢について、首相は「国境周辺地域のロシア軍の増強などを重大な懸念を持って注視している」と指摘。先進7カ国(G7)など国際社会と連携して「適切に対応していかないといけない」と語った。立憲民主党の江田憲司氏への答弁。
〔写真説明〕衆院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=26日午前、国会内
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- ウクライナ
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2022/05/17
-
-
-
SDGsとBCP/BCMを一体的にまわす手法~社員が創り出す企業のみらい~
持続可能な会社の実現に向けて取り組むべきことをSDGsにもとづいてバックキャスティングし、BCP/BCMを紐づけて一体的に推進する、総合印刷サービスを手がける株式会社マルワ。その取り組みを同社の鳥原久資社長に紹介していただきました。2022年5月10日開催。
2022/05/12
-
企業が富士山噴火に備えなければならない理由
もし富士山が前回の宝永噴火と同じ規模で噴火したら、何が起きるのか? 溶岩や噴石はどこまで及び、降灰は首都圏にどのような影響を及ぼすのか? また、南海トラフ地震との連動はあるのか? 山梨県富士山科学研究所所長、東京大学名誉教授で、ハザードマップや避難計画の検討委員長も務める藤井敏嗣氏に解説いただいた。
2022/05/11
-
-
-
-
独自調査 富士山噴火時の企業の対応
リスク対策.comは、もし富士山が噴火したら企業がどのような行動をとるのかを探るため、 シミュレーション方式によるアンケート調査を実施。噴火警戒レベルが高まった時点、噴火発生時点、降灰が本格化した時点など、フェーズごとにシナリオを提示し、自社がとるであろう行動を選択肢から選んでもらいました。報告の第1弾として、フェーズごとの回答結果を解説します。
2022/05/09
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方