東京都は27日、新型コロナウイルスに関するモニタリング会議を開いた。専門家からは、来週には1日当たりの感染者数が2万4000人を超えるとの推計も示され、都はより症状が重い人が適切に医療を受けられるよう、自宅療養者向けの支援体制を強化する方針を示した。
 27日時点の都内の病床使用率は44.4%で、今週末にも、都が政府に緊急事態宣言の発令要請を検討する目安としている50%を超える見通しだ。小池百合子知事は会議後の記者会見で、発令要請について「全体的な医療提供体制の状況や社会活動への影響などを確認しながら総合的に検討したい」と述べた。
 26日時点の7日間平均の新規感染者数は1万466.9人で、過去最多だった昨年8月の4849.4人を大幅に更新。「大規模な感染拡大が継続している」として、4段階で評価する感染状況を前週に引き続き最も深刻なレベルとした。
 医療提供体制は4段階のうち、上から2番目に据え置いたものの、「宿泊、自宅療養体制の充実が必要」と判断。1日当たりの新規陽性者が2万人を超える規模になっても対応できるよう備える。 
〔写真説明〕新型コロナウイルスに関するモニタリング会議後、記者会見する東京都の小池百合子知事=27日午後、都庁

(ニュース提供元:時事通信社)