北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船が沈没した事故で、一般社団法人「水難学会」理事の犬飼直之・長岡技術科学大准教授は16日、半島周辺の海の流れを解析したシミュレーション結果を発表した。犬飼准教授は、海上風の影響で行方不明者が半島北側の190キロ以上沖まで流されている可能性を示した。
 水難学会によるシミュレーション結果の発表は、9日に続いて2度目。犬飼准教授は、6日に北方領土・国後島で行方不明者の可能性がある女性の遺体が発見されたことなどを踏まえ、前回の結果に海上風の影響を加え、14日までの海の流れを再度解析した。
 その結果、1~5日には国後島の西側や北側沿岸に漂流範囲が広がり、6日以降は、風向きが北~北西方向に変化したことで、半島北側190キロ以上先のオホーツク海沖に流されている可能性があるとの結論に至った。 

(ニュース提供元:時事通信社)