3月の福島沖を震源とする地震で被災した東北新幹線が長期間運休したことを受け、国土交通省は、JR各社に新幹線の耐震補強計画の前倒しの要請を検討する。同省関係者への取材で17日、分かった。
 JR各社は地震に備えた橋脚や電柱の補強計画を進めているが、費用がネックになっている。同省関係者によると、工事促進のために、新幹線乗車代金への上乗せを認めることも検討される可能性がある。
 斉藤鉄夫国交相は17日の閣議後会見で、新幹線の脱線対策、地震対策を検討する有識者による検証委員会を設置すると発表。「あくまで技術的な検討をする」と説明したが、検証の結果、耐震工事の前倒しや費用負担が必要となれば幅広く議論されるという。初会合は今月31日に開かれる。 

(ニュース提供元:時事通信社)