2022/05/18
防災・危機管理ニュース
【ワシントン時事】米CNNテレビ(電子版)は17日、米当局者の話として、北朝鮮が48~96時間以内に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する可能性があると報じた。バイデン米大統領は20日から韓国、日本を歴訪する予定で、訪問に合わせてICBMを発射する恐れがある。
報道によると、米当局者は「過去の発射で探知した兆候を現在察知している」と明らかにした。北朝鮮がICBMを発射すれば、3月に実験が成功したと発表した新型ICBM「火星17」以来となる。
CNNはまた、今月4日の北朝鮮による弾道ミサイル発射について、ICBMの発射に失敗していたと米当局が分析していると伝えた。発射後に爆発したという。
一方、米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は17日、最新の衛星写真を分析した結果として、北朝鮮が2018年に爆破した北東部・豊渓里の核実験場の南側坑道の復旧作業が進んでおり、核実験に向けた準備の完了が近づいていると指摘した。米政府が警戒を続けている。
〔写真説明〕17日、北朝鮮の豊渓里核実験場にある南側坑道付近を撮影した衛星写真(CSIS/Beyond Parallel(C)Airbus DS 2022提供)
〔写真説明〕軍事パレードで披露された北朝鮮の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」=4月25日、平壌(朝鮮通信=時事)
(ニュース提供元:時事通信社)


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