【ソウル時事】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は19日、国会で北朝鮮の動向について「核実験の準備は全て終わり、タイミングだけを計っている」状況だと報告した。ミサイル発射の兆候もあり「いつミサイルを発射しても核実験をやってもおかしくない」と強調した。
 出席議員が記者団に説明した。北朝鮮は3月から、2018年に爆破した北東部・豊渓里の核実験場の復旧作業を進めている。サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、北朝鮮が20日からのバイデン大統領の日韓歴訪中に長距離ミサイル実験や核実験を行う可能性があると発言。聯合ニュースは19日、北朝鮮が最近、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に燃料を注入したと報じた。
 一方、国情院は北朝鮮の新型コロナウイルス感染拡大について「5月末から6月初めまでは多くの発熱者が出るだろう」と予測。公式メディアが、これまでの「ワクチンは必要ない」という論調を「予防効果がある」と変え始めたと指摘した。同時に、北朝鮮内でコロナに対する恐怖心は沈静化してきており、体制を揺るがす混乱につながる可能性は低いとの見方を示した。 
〔写真説明〕北朝鮮の金正恩総書記=15日、平壌(朝鮮通信・時事)

(ニュース提供元:時事通信社)