2022/06/29
防災・危機管理ニュース
日本列島は29日、東北地方南部から沖縄まで太平洋高気圧に覆われて晴れ、35度以上の猛暑日になる所が多かった。気象庁によると、群馬県伊勢崎市で40.0度を観測。同市は25日、6月の全国統計史上初の40度台となる40.2度を観測しており、40度台は今月2回目となった。栃木県佐野市で39.6度など、39度台も相次いだ。
埼玉県熊谷市では39.1度を観測し、30日の最高気温は40度と予想される。東京都心(千代田区)は35.4度、名古屋市は37.5度を観測し、それぞれ5日連続、3日連続の猛暑日になったが、さらに続く見込み。30日は埼玉県や茨城県から鹿児島県まで、多くの県に熱中症警戒アラートが発表された。
同庁は東北南部が梅雨明けしたとみられると発表。6月の梅雨明けは初めてで、これまで最も早かった1978年7月5日の記録を更新した。東北南部は今月15日に梅雨入りが発表されており、梅雨明けは平年より25日、昨年より17日早い。速報値のため9月初めに見直される可能性もある。梅雨明けしていないのは東北北部だけとなった。
29日は山梨県大月市で39.1度、兵庫県豊岡市で38.4度、岐阜県多治見市で38.2度を観測。全国で猛暑日になった所は151地点と、全観測点の2割近くに上った。
〔写真説明〕強い日差しの中、皇居沿いの道を行き交う人たち=29日午前、東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

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