【香港時事】香港が英国から中国に返還されて1日で25年となる。1997年の返還時に「50年間維持する」と約束された一国二制度は、いまだ折り返し地点だが、政治や社会の各方面で中国本土との一体化が進んでいる。1日には民主派への強硬姿勢で知られる李家超氏が政府トップの行政長官に就任し、香港の「中国化」はさらに加速する見通しだ。
 李氏は6月19日の会見で、自身が率いる新政権は「多様性、団結、忠誠、実行力」が強みになると強調した。警察出身で保安局長の経験もある李氏は、習近平国家主席がその忠誠心を高く評価する「愛国者」。就任後は、国家への反逆行為を処罰する「国家安全条例」制定や愛国教育の推進など、中国に都合の良い政策が多く実現するとみられている。 
〔写真説明〕百貨店外壁の巨大スクリーンに映し出された香港返還25周年を祝う映像=6月25日、香港・香港島
〔写真説明〕香港の林鄭月娥行政長官(右)と李家超次期長官=5月9日、香港(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)