太平洋高気圧付近から前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、5日は午前に福井、滋賀、島根各県で一時猛烈な雨が降り、河川の氾濫や土砂崩れが起きた。午後も東・西日本で局地的な大雨が続き、気象庁は6日にかけて警戒するよう呼び掛けた。
 一方、和歌山県田辺市では最高気温38度を観測した。同庁は近畿と中国では12日ごろまで、東北と関東甲信、東海、北陸、九州北部では8日から12日ごろまで、35度以上の猛暑日になる所があると発表。熱中症を防ぎ、農作物や家畜の管理に注意するよう呼び掛けた。
 福井県では5日午前5時ごろ以降に南越前町や敦賀市付近で1時間雨量が約80ミリとの記録的短時間大雨情報が相次いで出された。土砂崩れや浸水が発生し、北陸自動車道や国道8号などの通行止め、JR北陸線の運休が生じた。
 滋賀県では長浜市付近で午前6時半までの1時間雨量が約90ミリとの同情報が出され、国土交通省などが午前9時すぎに同市木之本町川合付近で淀川水系の高時川が氾濫したと発表した。
 地元自治会長の男性によると、高時川左岸の道路と農地が冠水したが、人的被害の情報はないという。川沿いにあるガソリンスタンドの男性店主は「川の水量が今までで一番多い。短期間でこれほど増水したのは初めてで怖い」と話した。
 総務省消防庁の5日正午の発表によると、大雨による床上・床下浸水などの住宅被害は新潟県で97棟、石川県で253棟、福井県で25棟となった。国交省によると、3日から5日午後4時までに氾濫した河川は青森県から滋賀県までの52河川に上った。
 6日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、東海150ミリ、近畿と中国80ミリ、北陸60ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)