【ワルシャワ時事】ウクライナ最高会議(議会)は15日、ロシア軍が侵攻を開始した2月24日に敷かれた戒厳令と総動員令を、今月23日から90日延長することを決めた。期限は11月21日まで。ウクライナのメディアが報じた。戦闘の長期化が懸念される。
 戒厳令の期間は当初1カ月だった。しかし、延長を繰り返し、5月にも90日延長していた。
 総動員令の発令に伴い、18~60歳の男性の出国は禁止されたままだ。避難だけでなく貿易などでも男性の出国は厳しい。
 ウクライナ軍はロシア軍から南部ヘルソン州などの奪還を目指している。ヘルソン州で、主要な三つの橋を攻撃し「使用できない状況」(米シンクタンク戦争研究所)にしており、ロシア軍の補給路に打撃を与えた。
 ただ、米紙ニューヨーク・タイムズは「ウクライナ軍はここ数週間、ヘルソン州で前進していない」と分析した。ロシア軍は南部で戦力を増強しているとされ、反転攻勢は容易ではないもようだ。 

(ニュース提供元:時事通信社)