死者58人、行方不明者5人を出した御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火から8年となるのを前に、行方不明となっている愛知県刈谷市の野村亮太さん=当時(19)=の家族らが21日、独自に捜索を行った。
 愛知大1年だった亮太さんが行方不明になった王滝頂上と剣ケ峰をつなぐ尾根「八丁ダルミ」は、噴火以来立ち入り規制が続いている。独自捜索は3年連続で、今年は遺族らでつくる「山びこの会」が長野県木曽町の許可を受け、同会のメンバーのほか、同町や同県王滝村の職員ら13人が、二手に分かれて捜索した。
 午前9時半から約2時間半の捜索では、帽子や腕時計などが見つかったが、亮太さんにつながる手掛かりは得られなかった。父の敏明さん(62)は「今年はスコップを使った。息子の服の一部でも見つかればと思ったが、残念ながら見つからなかった」と肩を落とした。 
〔写真説明〕御嶽山噴火から8年となるのを前に、多くの犠牲者が出た尾根「八丁ダルミ」に入る行方不明者の家族ら=21日午前、御嶽山
〔写真説明〕噴火から8年となるのを前に、多くの犠牲者が出た尾根「八丁ダルミ」で独自捜索をする野村敏明さん=21日午前、御嶽山(木曽町提供)

(ニュース提供元:時事通信社)