厚生労働省は5日、米ファイザー社が開発した新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA.5」に対応した最新型ワクチンを特例承認した。「BA.5」は今夏の感染「第7波」を引き起こした現在主流のウイルス。ワクチンは今月中に全国へ供給され、順次接種が開始される。
 同省はファイザー社製の生後6カ月~4歳児用ワクチンも特例承認した。これまで国内の新型コロナワクチンの対象年齢は5歳以上で、4歳以下への実用化は初めて。いずれのワクチンも、同日開かれた厚労省の専門部会で承認が了承された。
 最新型ワクチンは、中国・武漢由来の従来株に加え、「BA.5」や「BA.4」に対応する「2価ワクチン」と呼ばれる。米国で使用実績があり、ファイザーは9月中旬に承認申請していた。
 専門部会では、同じオミクロン株「BA.1」対応型が既に使用されていることから、ヒトへの臨床試験(治験)のデータ提出を待たずに承認を認めた。
 オミクロン株対応ワクチンは9月20日から60歳以上の高齢者らを優先に接種が始まっており、2回目までを終えた12歳以上に対象が近く拡大される。政府は希望者への年内接種完了を目指している。
 4歳以下用ワクチンはファイザー社が7月、承認を申請。米国では6月に使用が認められた。従来株に対応し、有効成分は12歳以上の10分の1。計3回の接種が必要で、1回目の3週間後に2回目、さらに8週間経過後に3回目を接種する。 

(ニュース提供元:時事通信社)