偽の国会議員バッジを着けた男が議員になりすまし官公庁に侵入した事件で、警視庁丸の内庁舎(東京都千代田区)に忍び込んで腕章を盗んだとして再逮捕された無職藤本叶人容疑者(22)が「他の警察施設にも何度も侵入した」などと話していることが6日、同庁捜査1課への取材で分かった。同課は供述の裏付けを急いでいる。
 捜査1課によると、藤本容疑者は調べに対し、「愛宕署と新橋庁舎にも複数回侵入して徘徊(はいかい)した」と供述。いずれも港区内の隣接した警視庁の施設で、新橋庁舎には渋滞解消のため信号機を調整する交通管制センターなどが入っている。
 同容疑者は警視庁の一部の捜査部門などが入る丸の内庁舎の近くでアルバイトをした経験があり、「休憩時間に(同庁舎にも)複数回侵入した。小さい頃から警察官や刑事への憧れがあった」などとも話しているという。
 藤本容疑者は国会議員を装い、東京・霞が関の外務省庁舎に忍び込んだなどとして建造物侵入容疑で逮捕され、起訴された。5~7月ごろ、丸の内庁舎の更衣室に忍び込み、捜査員の腕章2点を盗んだとして6日、窃盗容疑などで再逮捕された。 
〔写真説明〕警視庁本部=東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)