【ベルリン時事】ドイツ連邦検察庁は7日、テロによる国家転覆を計画していたなどとして、テロ集団の構成員22人と、支援者3人を拘束した。暴力的手段で現在の政府から権力を奪取し、ロシアなどと「新国家秩序」について交渉することを目指し、集団内に内閣のような組織や軍事部門も構築していたという。
 検察庁の発表や報道によると、集団は昨年11月までに結成し、25人中24人がドイツ国籍で、支援者の1人がロシア国籍。拘束された構成員には、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の元連邦議会(下院)議員で現役裁判官のビルギット・マルザックウィンケマン容疑者や、軍務経験者も含まれている。
 集団は「帝国市民」を自称する民主主義体制の打倒を目指す運動の一部とみられ、国家を陰で操る「ディープステート(闇の政府)」にドイツ政府が支配されているとの陰謀論を信じていた。 
〔写真説明〕7日、ドイツ東部バートローベンシュタインで、パトロールする警察の特殊部隊(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)