神戸市兵庫区の3階建て集合住宅で8人が死傷した火災で、建物内に階段はなく、煙が充満しやすい構造だったことが23日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警は住人が煙に巻き込まれ、逃げ遅れた可能性があるとみて調べている。
 県警は同日、司法解剖の結果、死亡した4人のうち3人の死因は一酸化炭素中毒だったと発表した。いずれも1階の自室にいて、現場で死亡が確認された。火元とみられる1階角部屋に住んでいた男性(86)も死亡しており、県警は24日に司法解剖する。
 火災は22日午前1時35分ごろ発生。1、2階の計26平方メートルを焼き、約3時間後に消し止められた。
 捜査関係者らによると、建物は各階が独立し、2、3階は外階段で出入りする構造だった。約100平方メートルの1階には3畳ほどの部屋が10室あったが、建物内に階段がないため煙が上階に抜けず、短時間で内廊下に充満した可能性があるという。 

(ニュース提供元:時事通信社)