【北京時事】中国の新たな駐日大使、呉江浩氏（５９）が２１日、日本に着任した。呉氏は成田空港で、記者団に対し「日本各界の有識者と共に努力し、中日関係の明るい未来を切り開く」と抱負を語った。在日中国大使館が発表した。
　呉氏は前任の孔鉉佑氏と同様、日本での勤務経験が長い知日派。呉氏は、今年が日中平和友好条約締結から４５年となることに言及し、両国の実務協力の拡大に期待を表明した。一方で「サプライチェーン（供給網）の切断や陣営対抗は両国の利益に合致せず、時代に逆行する」とも主張し、中国を排除する形での日米などの連携強化に懸念を示した。　

（ニュース提供元：時事通信社）