関西電力は23日、原子炉が自動停止していた高浜原発4号機(福井県高浜町、出力87万キロワット)の運転を24日に再開すると発表した。同日中に核分裂反応が連続する「臨界」に達し、25日に発電と送電を開始。27日に出力が100%となる見込み。
 高浜4号機は1月30日、原子炉内で中性子が急減したとの警報が出て自動停止した。関電が調べたところ、制御棒を動かす装置につながる電気ケーブルに、重さ約90キロの別の電気ケーブルが覆いかぶさっていた。関電は電気ケーブルの接触不良で電流値が低下し、制御棒1本が落下したことが原因とする報告書をまとめ、原子力規制委員会が今月22日、報告内容を了承していた。 

(ニュース提供元:時事通信社)