【ニューデリー時事】インド中部マディヤプラデシュ州インドールで30日、ヒンズー教寺院の床が崩落する事故があり、床と共に下の階段井戸に落ちた参拝者少なくとも36人が死亡、10人以上がけがをした。地元メディアが31日伝えた。
 報道によると、寺院には当時、ヒンズー教の祭りのために50人ほどの信者が集まっていた。床が重さに耐えきれず崩落したとみられる。床は古い階段井戸をタイルや鉄格子でふさいだだけの脆弱(ぜいじゃく)な造りだった。井戸の深さはおよそ12メートルという。
 階段井戸は、水面に通じる階段のある深く掘り下げられた井戸。モディ首相はツイッターで「事故に非常に心を痛めている」と投稿し、犠牲者やその家族を悼んだ。 
〔写真説明〕インドのヒンズー教寺院で起きた床崩落事故で、負傷者を搬送する救助隊員ら=30日、中部マディヤプラデシュ州インドール(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)