【北京時事】北京市政府は19日、記者会見を開き、豊台区の病院で18日に起きた火災の死者が29人になったと発表した。初期調査の結果、改修工事の作業中に発生した火花が可燃性塗料に引火したとみられるという。市は病院長や工事会社の責任者ら12人を拘束し、詳しい原因を調べている。
 死亡したのは、40~88歳の入院患者26人と、患者の家族や看護師ら3人。ほかに39人が病院で治療を受けている。市は再発防止に向け、病院や高齢者施設の消防点検を行う方針を示した。 
〔写真説明〕19日、前日に火災が起きた中国・北京市の病院(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)